ノビルコ | 子どもの習い事(スクール・教室・コーチ)の口コミ・評判、ランキングサイト

習い事ナビ 2017.11.2

「○○しなさい」は成績を下げる呪いの言葉。子の学力を上げるために、まずは親がすべきことは?

投稿者: ノビルコ スタッフ

インタビュー コラム ニュース

 

「ちゃんとしなさい」「早くしなさい」「勉強しなさい」

もしもあなたがわが子に対して、こんな声がけをしているなら要注意だ。

「この3つを僕は『子どもの肯定感を引き下げる呪いの言葉』と呼んでいます」

過去30年間で約3500人以上の児童や生徒を指導してきた石田勝紀さんは、きっぱりとこう言い切る。

学力が伸びない子の共通点とは? 子どもの伸びしろを潰さないために、親は何ができるのか? 子どもの学力アップにつながる家庭教育のヒントとノウハウを詰め込んだ『ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?』(学研プラス)の著者である石田さんに聞いた。

 

「勉強しなさい」と言うほど偏差値は下がる

――「ちゃんとしなさい」「早くしなさい」「勉強しなさい」。いずれも多くの保護者がつい使ってしまうセリフですが、なぜこれらがNGワードになるのでしょう。

親がそう言いたくなる気持ちはもちろんわかります。言って効果があるのなら、どんどん言ったほうがいいでしょう。でもね、あらゆる事例を見ても効果がないことはもうはっきりしているんです。

僕は保護者の方とお話するときは、「勉強しなさい、と親が言うたびに、子どもの偏差値は1下がると思ってください」とお伝えしています。「え、もう10回くらい言ってます」と言われたら、「じゃあ偏差値は10下がってますよ」と返す(笑)。もちろんこれはあくまで例えとしてですが、そこまで言わないと、親は「~しなさい」の声がけをやめてくれないんです。

 

 

――強制や命令では、子どものやる気は作れない?

その通り。となると重要なことは、「じゃあどうしたらいいのか?」という問題ですよね。なぜ勉強をしないのか。それは単純に、勉強の方法を知らないからなんです。教育って「これを覚えなさい」と言う前に、まずはその覚え方を教えるところから始めなければいけないんですよ。そこを変えるところから始めていかないと、いつまで経っても子どもは変わりません。

 

学びの力を向上させるためにOSを整える

――覚え方、勉強の仕方を教えることが大事である、と。

子育てや教育の方法論に関していうと、唯一絶対の正解はないんですよ。でも、不正解はある。学力が伸びない子には必ず、次の3つの共通点があるんです。

ここまでという天井を作る。つまり限界をすぐに作る。
マイナス言葉を連発する
イメージの力を悪い方向で使っている

 

――つまりは学力云々以前に、自分に自信がなく、ネガティブ思考ということ?

そう、学力のベースになるのは心、マインドであり、実は生活習慣なんです。パソコンでいえばOSに当たる部分。ここを整えない限り、学力は絶対に伸びません。そしてこのOSは塾や学校ではなくて、ほとんどが家庭で作られるものなのです。

たとえば、「挨拶をする」ことは主体性の表れになります。「時間を守る」ことはメリハリをつけて勉強する姿勢に、「整理整頓」は物を体系化することですから、頭の中の情報を体系化する力に繋がる。学校の勉強とは一見すると関係ないところが、学びの力を伸ばす土台になるのです。

 

 

習い事もそうですよね。本人は勉強だと思ってやっていなくても、習い事の場で身につけた自信や集中力が、結果的に勉強の役に立つことは多々あるでしょう。

ですから、わが子の学力や才能を伸ばしてあげたいと願うなら、まずは冒頭で紹介した「~しなさい」という声がけを親自身が使わないようにする。そこから始めていきましょう。ネガティブワードもNGです。親のネガティブな言葉は、子どもの思考や行動に大きな影響を与えてしまいますから。その上で、日常の生活習慣も正していく。すべてはそこからです。

 
<取材・文/阿部花恵>

 

後編では、子どもの自己肯定感を引き上げられる、親にしかできない「仕掛け」の作り方についてお聞きしました。どうぞお楽しみに!

 
 

『ぐんぐん伸びる子は何が違うのか』

石田勝紀
学研プラス 1300円(税別)

「東洋経済オンライン」3000万PV超えの人気連載に書き下ろしを収録して書籍化。30年以上に渡る教育現場経験で培った学びの法則、子どもの才能や学力を伸ばすための実践的ノウハウが満載。

Amazonで購入

 

『みるみる絆が深まる親子手帳』

石田勝紀
学研プラス 1300円(税別)

子どものやる気を倍増させたい親、子どもとのコミュニケーション不足を感じる親に向けた、親子で使う手帳の指南書。実際に使用している全国の保護者の実例を紹介し、書き方や効果について具体的に解説。

Amazonで購入

 

お話をお聞きした人
石田勝紀(いしだ・かつのり)
20歳で起業し、学習塾「緑進学院」を創業。34歳で120年の歴史を持つ東京の伝統的マンモス私立中公の常務理事として経営改革、教育改革を行う。42歳で教育学を基本から学ぶため東京大学大学院(修士・博士)へ。現在は執筆・講演などを通じて教育活動を行う。2016年5月から保護者が集うカフェスタイルの勉強会「ママカフェ」を主催。17年10月からは東京・大阪の定期教室を中心に全国で随時開催。

おすすめ記事

  • メルマガ登録

    週刊ノビルコマガジン(週1配信)

  • 記事内キーワード検索

    最近の投稿

    注目の投稿

    過去の投稿

    タグ

    ニュース 小学生 イベント プログラミング 親子 夏休み 自由研究 体験 英語・英会話 お絵描き・工作 料理 職業体験 書籍 ロボット STEM教育 夏休み2019 無料 調査結果 ワークショップ 科学 自宅学習2020 サッカー 自然体験 ものづくり インタビュー スポーツ コンテスト コラム 夏休み2021 運動