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インタビュー 2020.10.8

子どもの習いごと、親として必ず行うべきこととは?【インタビュー】

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー スポーツ ニュース

 

「うちの子、どうもセンスがないみたいで」
「メンタルが弱いから本番にも弱いのが心配」

子どもの習いごとについて、ついそんな本音がポロッとこぼれていないだろうか。

「そういったマイナスの声がけは、子どもの伸びしろを縮める行動でしかありません。親が変わると、子どもも変わる。そう言い切ってもいいくらい、親が与える影響は大きいのです」

年間のべ1000人以上のアスリートと接するスポーツメンタルコーチの鈴木颯人さんはそう語る。10歳未満の子どもたちが習いごとをする際には、親が気をつけておいたほうがいいこととは? 親、そして指導者側の心構えについて、前編に続き鈴木さんに聞いた。


 


 

10歳未満の子に最優先で伝えるのは「楽しさ」

――子どもが今やっている習いごとに向いているかどうか、といったことは親の目から見るとなんとなくわかる気がします。「適性やセンスがないのなら、続けても意味がないのでは」と思ってしまいますが、スポーツメンタルコーチとしてどうお考えでしょうか。

「あなたはセンスがないから」「このスポーツには向いてないんじゃない?」「メンタルが弱いから」といったマイナスの声がけは、すべて子どもの伸びしろを縮める結果にしかなりません。罵声を浴びせるといった言動も論外です。これは親も、そして指導する側のコーチも同じです。

子ども、とくに4~10歳前後の年齢層の子たちに指導者側が最優先ですべきことは、何よりもその習いごとの「楽しさ」を教えてあげることです。これはどんなスポーツや芸術系の習いごとでも共通しています。

 

 
――技術の習得や上達は、「楽しさ」を体感した後でいいと?

そのとおりです。子どもたちの才能の伸びしろを増やしいくのは、「楽しい」というステップを経た後でいいんですね。そういう意味で、子どもの習いごとは、指導者の魅力や力量が非常に問われるともいえるでしょう。

 

やめるときのことを考えて、始める

――わが子をプロに育てたいとまではいかなくても、「スポーツや習いごとは一度始めるとやめどきがわからない」という声も保護者からよく聞きます。

子どもがある程度まで話が通じるような年齢になってからは、習いごとやスポーツを新しく始める場合は、やめるときのことも考えて始めたほうがいいと思います。

例えば、「発表会まではちゃんと続けよう」「うん、わかった」というように親子で無理のない範囲で約束をしておく。その上で、発表会が終わったら続けるか、やめるかという意思決定は子どもに任せることが大事。そうすることで、子どもの中に当事者意識が生まれるようになります。

当事者意識を持つことは、やがては精神の自立・自律にも繋がりますから。自分で意思決定していく、というプロセスを体験させることはとても意味があると思います。

 

海外に拠点を持つアスリートとは普段からオンラインセッションを行っている

 

親も指導者もOSのアップデートを

――鈴木さんご自身は、幼少期はどんな習いごとをされていましたか。

僕はエレクトーンや体操教室など、気づいたら幼少期から色々やらされていましたね。長く続いたのは野球ですが、振り返ってみれば良くも悪くも、他の習いごとから得られた学びもたくさんあります。

例えば小学5年生で辞めたエレクトーン教室。先生との信頼関係がまったく築けないまま、最後は泣きながら辞めた苦い記憶があります。技術だけを教わっても、子どもはやっぱり楽しめない。それも実体験から学んだことですし、今のスポーツメンタルコーチの道にも繋がっていると感じます。

やっぱり子ども“だけ”を変えるは難しい。指導者も親も、それぞれの立場で自分をアップデートさせていかないと、本当の意味で子どもを変えることには繋がらないのではないでしょうか。

例えばiPhoneでアプリケーションだけをアップデートさせても、肝心のOSが古いままだとあまり意味がない。せっかくの最新技術が活かせませんよね。親、指導者の大人側も一緒に変わっていく気持ちを持ち続けることが何より大事だと思います。

 
 
<取材・文/阿部花恵>
※取材は安全を考慮してテレビ会議にて取り行われました。

 
 

–前編では、上達する子を育てる「声がけ」についてお話しを聞きました。

 
 

『親が変われば、子どもが変わる――アスリートの親に学ぶ「子どもを伸ばすスゴイ言葉」』

鈴木颯人
フォレスト出版
1300円(税別))

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お話をお聞きした人
鈴木颯人(すずき・はやと)
1983年、イギリス生まれの東京育ち。中学までは野球部のピッチャーとして活躍し、強豪校にスポーツ推薦で入学するものの結果を出せず挫折。そうした経験をもとに、脳と心の仕組みを学びながら、勝負所で力を発揮させるメソッドを構築する。野球、サッカー、水泳、柔道、サーフィン、競輪、卓球など、競技・プロアマ・有名無名を問わず、そのコーチングによってパフォーマンスを激変させるアスリートが続出中。一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会代表理事。

 
 

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