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インタビュー 2019.01.24

チアリーダーは「職業」になるか? プロチア協会ディレクターが夢見る未来

投稿者: ノビルコ スタッフ

インタビュー コラム チアダンス ニュース

 

「夢は日本のチアリーダーが、本場アメリカのレベルに達すること。そして日本人チアリーダーが社会のロールモデルとして活躍すること」

競技系チア、実業団チームのチアリーダーを経て、仲間たちと「一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会」設立へ。現在はチアスクール講師、プロチア協会ディレクター、そしてB.LEAGUE所属「横浜ビー・コルセアーズ」のプロデューサー兼ディレクターとして多方面で活躍する植村綾子さん。

チアリーディングの普及を目指す植村さんに、日本のチアを取り巻く現状について話を聞いた。

 


 

チアリーダーが生業になるなんて想像してなかった

――日本でもさまざまなスポーツシーンで、チアリーダーの活躍を目にする機会が増えてきました。とはいえ、「チアを仕事にする」という発想はまだ一般的ではありません。植村さんはこれまでチアとどのように関わってきたのでしょう。

 

確かに、チアリーダーとしての活動が仕事になるなんて、私自身も想像していませんでした。私の場合は、大学で競技系チアを経験した後に鹿島建設に入社。会社員という立場で鹿島ディアーズ(現リクシル・ディアーズ)という社会人アメリカンフットボールのチアリーダーズに所属して活動してきました。

現役を引退したのは29歳のシーズン。OGの立場からチームを指導する側にまわり、結婚・出産を経てもチアに関わり続けてきたのですが、ちょうど同時期にチアの世界に「ディレクター」という肩書きが認知されるようになってきたんですね。

 

 

そんな中で仲間たちと「一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会」を立ち上げることになり、私もそのメンバーとして鹿島ディアーズ以外のチームのコーチングやディレクションを引き受ける機会も増えてきたんです。ただ、思い返せば現役でキャプテンを務めていた時代からディレクターに近いことはずっとやってきていました。

2010年からは横浜ビー・コルセアーズのディレクター兼プロデューサーとして携わっています。

 

ディレクターとしてのやりがいを感じる瞬間は?

――プロのスポーツチームは多数あります。なぜ「横浜ビー・コルセアーズ」を選んだのでしょう。

 

横浜は中学2年生の終わり頃からずっと住んできて、結婚後も家を構えて家族と暮らしている馴染み深い場所。その横浜に新しくバスケットボールのチームが立ち上がると聞いて、「これは絶対チアが必要になるはず!」と思ったので、ビーコルが立ち上げのときに自分で企画書を作って提案に出かけたんです。

当時、すでに指導者として他のバスケチームのチアも指導していたので、その経験とノウハウもきっと活きるだろうと直感しました。

 



 

――具体的にどんな役割を担うのでしょう。

 

まずは、メンバーのオーディションを開催、審査をし、チームビルドを行います。シーズンのイメージやテーマを構築し、ユニフォームや都度都度のコスチュームを考えたり、また、試合展開に合わせた選曲や振り付けを考えたり、練習スケジュールの構築や練習場所の管理、毎回の練習メニューの構築、所属チームとの演出のすり合わせなど、チアリーディングチームのディレクション業務全般を担っています。

 

 

――やりがいを感じるのはどんなときですか?

 

振り付けを考え、教えることそれ自体も楽しいのですが、試合会場でパフォーマンスを観ているお客さんの反応がよかったときなんかはすごく嬉しくなりますね。

もちろん「本場のアメリカでチアリーダーになりたい」という夢を追いかける道もあると思います。私もずっと憧れはありましたが、今は3人の子どもを育てながら日本のチアのステータスの向上を目指していくことが自分の役割なんだ、と受け止めています。

とはいえ、日本のチアはまだまだこれから。チアがちょっとしたブームになって今はたくさんのチアスクール生が誕生していますが、この子たちが将来、チアリーダーを生業として日本で十分に生きていけるかというと、今はまだそのステータスまでいっていません。

日本のスポーツ・エンターテインメント全体が成長していくことも必要ですし、私達の活動を通して、少しずつチアを取り巻く環境をいい方向に変えていくことができれば、と思っています。

 

<取材・文/阿部花恵 撮影/鈴木慶子>
<レッスン写真提供/植村綾子>

 

植村綾子さん インタビュー

前編 「チアで学んだスキルは人生の武器になる」女子の習いごとで人気急上昇な「チアリーディング」の魅力とは?

 

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お話をお聞きした人
植村綾子(うえむら・あやこ)
一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会ディレクター。 3歳よりモダンバレエを始める。新体操の経験もある。大学在学中は、チアリーディング部キャプテン、体育学部創作ダンス部に所属。卒業後、日本社会人アメリカンフットボールXリーグのチアリーダーとして活動。現在は、豊富な経験を活かし、野球、バスケットボール、アメリカンフットボールなどのプロフェッショナルチアリーダーの育成、ディレクションに携わっている。

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