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インタビュー 2018.05.31

わが子に幸せな人生を歩んでほしいなら、「集中力」の武器を与えよう。

投稿者: ノビルコ スタッフ

インタビュー コラム ニュース

 

すべての子どもは集中力を持っている。その前提に立つのなら、すべきことは「集中力」という武器の磨き方だ。新刊『集中力のある子の育て方』(かんき出版)の著者で子どもの能力開発に長年携わってきた「中川塾」代表・中川和宏さんに、子どもの集中力を伸ばす方法を聞いた。

 

宿題という義務を効率的にこなすには?

――前編では「学校教育に多くを期待するな」というお話をうかがいましたが、現実的に無視することも難しいです。どう向き合えばいいでしょう。

「わかっちゃいるけどやめられない」ですよね(笑)。「才能なんて生きられるのは特別な一握りの子だけ。うちの子は無理だから、やっぱりいい学校に通わせないと」と思ってしまう。それが多くの保護者の本音でしょう。

であるならば、大リーグへ行った大谷翔平選手のように二刀流を目指しましょう。つまり集中力をフルに使って、短時間で宿題をこなす方法を、自分なりに子ども自身に模索させる。宿題が終わった後は、たっぷりと自分の好きなことに時間を使えばいい、という前提で。

 

――「好きなこと」へのモチベーションを、宿題へのやる気と連動させるんですね。

 

宿題が早く終われば、好きなことができる。それがわかれば、子どもは集中して目の前の課題に向き合うし、効率的なやり方を自分なりに模索するようになります。

身も蓋もない言い方をすれば、学校の宿題なんてさっさと済ませて、外遊びや好きで通っている習い事で才能を伸ばせばいい。体験は何よりも大事ですから。

学校の宿題だけを言われた通りにこなしているだけでは、成績も才能も伸びないまま大人になってしまいます。

 

膨らんだ風船に爪楊枝は刺さる、という発見

 

中川塾でよくやる実験をひとつご紹介しましょう。膨らませた風船に爪楊枝は刺さると思いますか? パンッと割れるに決まっている? いいえ、ヘソの部分(先端の色が濃くなっている部分)に刺しても……ほら、破裂しないでしょう? 

これを子どもたちにやらせると、みんなすごく真剣に考えるんですよ。最初は怖がる子もいますが、次第によーく観察して、自分でもチャレンジしてみる。何回か失敗しても、最後にはみんなできるようになります。

 

 

――不可能に見えることも、実はできるんだ、ということを体験で覚えてもらう。

 

そう。大体、世の中は失敗と成功を比べると、失敗のほうが圧倒的に多いんです。それでもへこたれない、という姿勢を身につけていくことが大事。何かにチャレンジした結果での失敗は、「生産的失敗」です。その経験は必ずいつか役に立つ。10回やって1回成功した、くらいで十分。その成功体験を積み重ねていくことが、自信になりますから。

 
 

シンガポールの夏休みの宿題は白紙1枚

――『集中力のある子の育て方』には、「集中力」をものにするための視力トレーニングやイメトレも紹介されています。そして集中力を鍛えて最終的に目指すところは、「子ども自身が夢を叶えることである」と。

 

今はもう自分で自分をプロデュースする時代。これから大人になる子どもたちもそうだし、親自身もそう。依存心や依頼心の固まりのような人は生き残れないでしょう。

私はシンガポールにも拠点があるので、最近、向こうの学校教育を見せてもらったんです。そうしたら、夏休みの宿題が白紙1枚なんですよ。そこに「あなたが将来やりたいことを書いてきなさい」とだけ書かれている。

 

 

――将来の夢、ということですか?

 

求められているのはもっと具体的な話です。たとえば、お菓子屋さんをやりたいのなら、いくら資金が必要で、どこのエリアに、どれくらいのコストでやろうとしているのか、そういうことを調べて書いてこいと学校側が求めてくる。つまり事業計画書ですよね。

子どもたちは親や周囲に聞いたり調べたりしながら、ケーキの価格を設定するわけです。1個あたり300円、500円、700円、どの価格帯にすればいいのか。それぞれ何個売ればいいのか、ということを考えなきゃいけない。

試験の点数が何点以上ならば早慶の合格ラインで、何点以下ならMARCHなのか、とかそんなくだらないことやっている場合じゃないですよ。海外はもっと進んでいる。受験なんてあくまでも夢に近づくための手段であるのに、それが目的になっているなら本末転倒です。

わが子に幸せな人生を歩んでほしい。親としてそう望むなら、子ども自身に夢を選ばせてあげてください。集中力はそのための武器になります。

 
<取材・文/阿部花恵>

 

中川和宏さん インタビュー

前編 学歴よりも才能でメシを食える時代。「集中力」を鍵に子どもの才能を見つけよう

 
 

「脳」と「心」に働きかける 集中力のある子の育て方

中川 和宏
かんき出版 1,400円(税別)

子どもの能力を100%発揮させるための鍵は「集中力」にある。自信を強化するコツ、子どもが集中する4つのヒント、視力や右脳を生かした集中トレーニングなど、夢を叶えるための手段として「集中力」を強化する方法を提案する。

Amazonで購入

 

お話をお聞きした人
中川和宏(なかがわ・かずひろ)
「視力回復」と「能力開発」のビジョングループ創立者。中川塾代表。子どもたちの可能性を広げたいとの思いから、1981年に視力・脳・心にアプローチして能力を開発する「集中力塾(現・中川塾「集中力講座」」を開設。プロ野球選手、俳優、医師、研究者など就きたい職業の実現を手助けし、4000人以上の夢を叶える。

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