習い事ナビ 2020.07.1
【調査結果】職業体験プログラム参加5~10 年後の追跡調査 54.4%がイベントでの経験がその後の進路や就職に対する考えに影響!
投稿者: ノビルコスタッフ
フューチャー イノベーション フォーラムは、2010~2015 年度に実施した職業体験プログラムに参加した子どもたちの追跡調査を実施した。
「Kids Innovation Lab」
子どもたちを対象とした「Kids Innovation Lab」では、職業体験やアイデアソンなど協業しながら社会課題を解決する「ソーシャル」プログラムと、AIやVRなど最新のテクノロジーに触れ、その原理を理解しながらITの社会活用を考える「コンピューティング」プログラムを提供しており、これまでにのべ約2,650名の子どもたちが参加している。
今回5回目となるこの調査は2011年にスタートし、プログラムの体験が子どもたちにどのような影響を及ぼしているのかを調査することでプログラムの向上を図るとともに、子どもたちの社会体験を一日の活動で終わらせることなく新たな社会体験を創出する場へと発展させることを目的としている。
調査概要
調査方法:インターネット
調査対象:2010~2015年度実施イベントの参加者のべ280名 当時小学4年生~中学3年生
(調査時 高校1年生~社会人)
実施期間:2020年4月15日~5月12日
回答者数:57名(回答率 20.4%)
実施イベント:2010~2015年/イベント名(協力企業)
・エネルギーの最前線(ENEOS)
・首都高の最前線(首都高速道路)
・職場訪問デー(コマツ、首都高速道路、フューチャー)
・セキュリティの最前線(ALSOK)
・ソフトドリンクの最前線(アサヒ飲料)
・はたらくクルマの最前線(コマツ)
・物流の最前線 (佐川急便)
調査結果
問.今でも心に残っていることはありますか?
ある 86.0% ない 14.0%
問.プログラム参加後、進路や就職に対する考えに変化はありましたか?
あった 54.4% なかった45.6%
問.職業体験に参加後、進路や就職に対してどのような変化がありましたか?
※回答者からのコメントを一部抜粋
・FIFに参加したことで中学から情報の授業やITを学べる学校へ進学しました。
・プログラムの参加後、学校でプログラミングを学びましたがプログラムで経験したことがとても役に立ちました。
・イベントでは日頃お会いすることができない企業の社長にお目にかかれ、お話を伺うことができ、いつかは自身も日本を代表するような企業で働きたい思うきっかけになりました。
・この体験中、講義や案内をしてくれた方々がとてもやさしくて丁寧でした。自分も相手に対して丁寧で優しい人になれるよう心がけようと思いました。
・物流企業を訪問したことで、宅配業者の方には必ず「ありがとうございます」と言う習慣がつきました。新型コロナウイルスで社会が混乱しているなかでも、物流のおかげで私たちの生活は支えられているんだと改めて物流の大切さを実感しました。
・宅配物が来る度に「この荷物は見学した物流センターを通ってきたんだな」と嬉しく、当時のことを思い出します。
・プログラムに参加させていただいてから普段の生活の中で物流というものに自然と目を向けるようになりました。プログラムに参加していない家族も影響を受けたように感じます。
・物流に興味が深まったため将来の夢の一つになりました。
・このプログラムで社会インフラの重要性を感じ、土木系の学科を選択する一因になりました。
・現職は見学の機会をいただいたエネルギー関係の仕事ではありませんが、高校への進学、大学での就職活動時にも本プログラムの経験は思い出しつつ行き先を検討していました。
・小学生の頃に職業体験をさせてもらい、社会についての興味がより強くなりました。来春からは経営学やマーケティングを学び、自動車業界やそれを支える職業に就きたいと考えています。
・自分の生活は、裏でたくさんの人の働きがあって成り立っているものなのだと改めて感じました。今までは人の前に出る仕事にばかりに興味を持っていましたが、プログラムに参加した後は人前でなくても人の役に立てる仕事はたくさんあるのだと知り、将来の就職への意識が変わりました。
・日常のさまざまな仕事について、その裏ではどんな人がどんな業務に携わっているのかを考えるようになりました。
・プログラム参加以降「社会」を強く意識するようになったと思います。
・世界は誰かの仕事でできていて、身の回りにどんな職があるか気にするようになりました。
・人の生活を支える企業に就職したいと思うようになりました。
・実際に仕事現場を目にしたことで、それまで曖昧にしか考えられなかった仕事や将来のことをより具体的に思い描くようになりました。