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習い事ナビ 2018.03.13

【調査結果】日・中・インドネシア・フィンランドの母親が対象「幼児期の家庭教育国際調査」:各国共通の「学びに向かう力」とは?

投稿者: ノビルコ編集部

ニュース 幼児 育児 調査結果

ベネッセ教育総合研究所は、アジア3か国とフィンランドの都市圏で、幼児期の子どもを持つ母親を対象に2017年に「幼児期の家庭教育国際調査」を実施し、2018年3月に結果を発表した。

この調査は、母親の子育て意識・実態や、小学校入学に向けて幼児期に育みたい力として設定した《学びに向かう力》《文字・数・思考》《生活習慣》の発達状況と保護者のかかわりについて、国による違いや共通点を明らかにすることを目的としている。
今回は、日本と同じアジア圏であり経済的な成長が著しく、日本と同様に幼児教育の中で非認知的なスキルを重要視している中国、多様な民族が融合しているインドネシア、アジア圏との比較のためにヨーロッパ圏からフィンランドを対象としている。
ここでは、小学校入学に向けて育みたい力のひとつである《学びに向かう力》についてみてみよう。

 

《学びに向かう力》について

ベネッセ教育総合研究所では、幼児期に育みたい生涯にわたって必要な力、小学校入学以降の学習や生活につながる力として、「好奇心」「協調性」「自己主張」「自己抑制」「がんばる力」の5つの非認知的なスキルを《学びに向かう力》として定義。2012年から続く縦断研究により、幼児期の《学びに向かう力》が、「言葉」などの認知的なスキルの土台となることを明らかにしている。

 

 

調査の主な結果

1.《学びに向かう力》は、4か国で共通の5領域―「好奇心」「協調性」「自己主張」「自己抑制」「がんばる力」―で構成されていることがわかった。

2.いずれの国でも、「好奇心」の得点がもっとも高い傾向。一方で、「がんばる力」や「自己抑制」は、得点が低い傾向。

3.《学びに向かう力》や、《生活習慣》などの自立にかかわる力の育成を重視する傾向も各国共通しており、どの国でも8~9割の母親が「力を入れている」と回答。

4.母親の「寄り添い型養育態度」が、いずれの国でも「好奇心」や「がんばる力」の発達に関連している。「好奇心」や「がんばる力」を育てるうえで、保護者のかかわり方が重要。

 

調査結果の詳細

1.小学校入学に向けて育みたい力のひとつである《学びに向かう力》は、社会文化的な環境が異なるにもかかわらず、4ヵ国で共通の5領域―「好奇心」「協調性」「自己主張」「自己抑制」「がんばる力」―であることがわかった。

 

 

2.《学びに向かう力》の5項目の内、いずれの国でも、「好奇心」の得点がもっとも高い傾向。一方で、「がんばる力」や「自己抑制」は、得点が低い傾向があった。

 

 

3.《学びに向かう力》や《生活習慣》などの自立にかかわる力の育成を子育てにおいて重視する傾向も各国共通しており、どの国でも8~9割の母親が「力を入れている」と回答。

▼子育てのなかで、力を入れていることをたずねたところ、「他者への思いやりをもつこと」「自分の気持ちや考えを人に伝えること」、「興味や関心を広げること」といった《学びに向かう力》に関連する項目は、8~9割が肯定(「とても力をいれている」+「まあ力を入れている」)。「自分でできることは自分ですること」「基本的な生活習慣を身につけること」「社会のマナーやルールを身につけること」といった《生活習慣》の自立に必要な能力は、すべての国で9割以上が肯定。
▼日本の母親は、「芸術的な才能を伸ばすこと(音楽や絵画など)」や「外国語を学ぶこと」を重視する比率が、他国に比べて低い傾向にある。

 

Q:あなたは、どのようなことに力を入れて、対象のお子様を育てていますか。

 

4.母親の「寄り添い型養育態度」が、いずれの国でも「好奇心」や「がんばる力」の発達に関連している。「好奇心」や「がんばる力」を育てるうえで、保護者のかかわり方が重要。

▼「子どもがやりたいことを尊重し、支援している」「子どもが自分でやろうとしているとき、手を出さずに最後までやらせようとしている」など、子どもの意思や感情を尊重する保護者のかかわりを「寄り添い型養育態度」と定義し、《学びに向かう力》との関連を調べた。
▼母親の「寄り添い型養育態度」は、日本・中国・フィンランドは「好奇心」「がんばる力」の発達と関連がみられた。インドネシアは「好奇心」の発達と関連がみられた。【図4-1】
▼つまり、母親が、寄り添い型の姿勢で子どもとかかわるほど、子どもは、新しいことに好奇心をもてる(「好奇心」の項目)【図4_2】、物事をあきらめずに、挑戦することができる(「がんばる力」の項目)【図4_3】といえる。

 

【図4-1】

 

【図4-2】「寄り添い型養育態度」の高群・低群と「新しいことに好奇心をもてる」(「好奇心」の項目)

 

【図4-3】「寄り添い型養育態度」の高群・低群と「物事をあきらめずに、挑戦することができる」(「がんばる力」の項目)

 

■ベネッセ教育総合研究所のホームページからも、本資料をダウンロードできる。
http://berd.benesse.jp/

 

 

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