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習い事ナビ 2016.08.16

【スクールレポート#1】 CURIO SCHOOL:教科の枠を越えて「考える力」を身につけよう! 子どもの知的好奇心をぐんぐん伸ばすプロジェクト型学習

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー コラム スクールレポート ニュース

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「じゃあこれから蟻を探しに外へ出てみよう」
「ドーナッツをじっくり観察するとどんなことに気づく?」
おとなしく席に座り、先生の話を聞く「座学」一辺倒の授業とはまったくの別もの。子どもの好奇心を刺激し、活発なディスカッションやフィールドワークを通じて探究心や創造力を育成する。CURIO SCHOOLはそのための「プロジェクト型学習」主体のスクールです。
 

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開放感のあるクラスルーム


代表取締役を務める西山恵太(にしやま・けいた)さんの前職は、野村総合研究所の経営コンサルタント。異業種の彼がどういった動機でこのCURIO SCHOOLをたちあげたのか、ここで子どもたちは何を学べるのかについて、お話を聞きしました。

 

これから重要視される「デザイン思考」って?

 
――CURIO SCHOOLでは子どもたちに何を教えているのでしょうか?
 
自分で問いを立て、その問いをどう解決していくか考える。この2つが揃ったとき、私たちは初めて問題を解決することができます。こういった手法を「デザイン思考」といいますが、CURIO SCHOOLの授業のベースとなっているのはこのデザイン思考。国語・算数を教科別に習うのではなく、一人で、またはチームでプロジェクトに取り組みながら、身につけた知識を横断的に使いこなせる人材を育てる。これがCURIO SCHOOLの目的です。

具体例を挙げてみましょう。ある小学4年生の男の子が今取り組んでいるのは「自由研究」プロジェクト。これは「そもそも研究って何だ?」というところから出発して、何をテーマにするかを自分で選び、仮説・実験・考察を重ねることでデザイン思考を培っていくための授業です。

その導入例として今日やったのが「蟻の周りをマジックペンで囲むと出られなくなるのか?」という実験。外に出て蟻を一緒に捕まえに行くところから始めて、実際に蟻をマジックで囲む実験をしてみたりしました。

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実際に外で蟻を探しに行く生徒

 

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マジックペンで蟻を囲む実験

 

他にも3Dプリンタでうちわを作る「うちわプロジェクト」、目が見えない、耳が聞こえない状態をリアルに体験することで五感の特性を理解する「五感を失うPJT」、UXデザインを学べる2日間の特別プログラムなど、子どもたちが探求の喜びを体験できるさまざまなプログラムを用意しています。

いざ社会に出てしまうと、国語や算数それ自体の知識が役立つ場面って実はほとんどないですよね? それよりはむしろ主体的に問題を見つけて、課題を解決する能力のほうが遥かに重要になってくる。すでにそういう時代が来ていますし、これからさらに重要となっていくことは間違いありません。
 

創造力や探究心は「生まれつきの才能」じゃない

 
――多彩な授業プログラムがたくさんありますが、どのようなメソッドをベースに作成しているのでしょう。
 
まず大事なポイントとして、国際バカロレア(IB/世界共通の大学入試資格とそれにつながる小・中・高校生の教育プログラム)のカリキュラムのフレームにある程度当てはめて、プロジェクトのテーマを見つけます。プラス、我々が重要視するデザイン思考のプロセスを組み込み、かつ創造力育成を目標とするシリコンバレーの「The Nueva School」の知見もお借りしながら、独自のプロジェクトを開発しています。
 
――発想力や創造力などの特性は気質や性格に由来するイメージがありましたが、トレーニング次第でどんな子でも伸びるものなのでしょうか?
 
間違いなく伸びると思ってます。そのために大事なことは、「いかに原体験をストックしていくか」ということ。例えば新しいものを作るときに「ここが問題だな」と気づけるようになるためには、その以前に「気づく」という原体験が必要なんですね。前にこんなことを経験して嫌だったからそこに気づいた、という風に。

例えば、さっきの小学4年生の授業では、蟻の実験の他に「なぜドーナッツには穴があるのか」という仮説を立て、思い浮かんだことをどんどん挙げるマインドマップ作りをしてもらった。普段目にしているものでも、それについてじっくり考える機会って実はなかなかないですよね。問題を見つけて、どうしたらそれを解決できるか検証する。そのプロセスをしっかり体験しているかどうかが、創造力を育む上で大切なところだと思っています。
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マインドマップ作り

 

対等な目線のファシリテーターが生徒をフォロー

 
――「講師」が一方的に知識を与える教え導くのではなく、生徒自身が考え、行動できるように「ファシリテーター」がサポートしていく、という形も従来の学習塾と異なる点ですね。
 

毎回のプロジェクトを2人のファシリテーターが担当します。メインのファシリテーターが司会進行や問いかけを行い、子どもたちが答えに詰まったらサブファシリテーターが「こんなのもあるんじゃない?」と助け舟を出すなどして役割分担をしています。やっぱり何か呼び水がないと、なかなか言葉が出てこないときもあるので。固定概念をうまく外して、自由な発想ができるような環境づくりをすることがファシリテーターの仕事です。

在籍しているファシリテーターは現在4名。CURIO SCHOOL のファシリテーターに求められるスキルは、まず子どもをしっかりリスペクトできること。崇めるのでも下に見るのでもなく、対等な目線でその子の疑問や発言を受け止め、一緒になって真剣に物事を考えられるかどうか。そこが最も重要なところですね。「この人はちゃんと自分と一緒に考えてくれるんだ」と伝われば、子どもは安心して発言や行動ができるようになりますから。
 

インプットする力よりもアウトプットする能力が必要な時代に

 
――他の習い事のように昇級などの指標がないぶん、子どもの進歩が見えづらい部分もあるのでは。保護者は子どもの変化をどう感じ取っているのでしょうか。

 
保護者の方へは細かいフィードバックはすごく大事にしていますね。お迎え時にその日の授業で何をしたのかという説明や生徒の変化などを直接お伝えして、「じゃあ次回はこういう点を重視しましょう」という方向性も随時相談しています。

半年に一度は保護者の方と個人面談も行いますので、その半年間の授業を振り返ってできこと、できなかったこと、それらを踏まえた上での次の課題や長期的目標をしっかり共有しながら頑張っていきましょう、というような形で進めていってます。
 
――テストの点数が上がる、というような成績向上に直結する塾ではないという点について保護者の皆さんも理解しているのでしょうか。
 
はい。「算数の点数を上げることが目的ならば、くもんや日能研に行ったほうが確実ですよ」とお伝えしています(笑)。そもそもここは学びに対しての知的好奇心を育むスクールですから。ただ、ここで身につけた発想力や創造力は、いずれは勉強に取り組むやる気や姿勢の土台作りには必ず役立つものです。

これからの時代はもはや知識を持っているだけでは太刀打ちできません。問題を見つける力、疑問を掘り下げていく力、仮説を立てる力、仲間と協力しながら検証してく力、そしていかにアウトプットしていくかといった能力がすごく重要になってくる。CURIO SCHOOLでならとことんそれができる、そう思っています。

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考える力を育む「Curiator’s Rule」

 
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今日の発見を記入する

 

<取材・文/阿部花恵>

■お話しを聞いて……
小学4年生の授業を見学。ドーナッツの穴についての議論中、男の子が席を立ってホワイトボードにツカツカと歩み寄り「俺はこういうドーナッツが好き」と描いて見せた光景が、ファシリテーターと生徒のフラットな関係性、風通しのよさを象徴しているようで新鮮でした。仮説・実験・考察・まとめのペース配分もしっかり計算されつつも、柔軟。手と足と頭をフルに動かせるプログラム、ぜひわが子にも受講させたいと感じました。

 

 

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