ノビルコ | 子どもの習い事(スクール・教室・コーチ)の口コミ・評判、ランキングサイト

習い事ナビ 2016.09.6

【コーチインタビュー#9】今までの常識は古い!? スイミングの“今”を学ぶなら、個別指導(森田純一 コーチ)

投稿者: ノビルコ編集部

コラム スイミング ニュース 水泳

20160902_header_MORITAcoach

スイミングといえば習い事の大定番。スポーツクラブに入会させて、大人数でプールに入り、順番に並んで、待って、泳ぐ。生徒十数人にコーチは1人。つい最近、3歳娘にスイミングを習わせたくて大手スポーツクラブの体験教室に参加したばかりの私もまた、「そういうもの」と思っていました。

ところが「ホエールスイミングアカデミー」の授業風景を見て、そんな先入観が覆されました。同教室の特長は、大人数向けのマニュアル化された指導ではない、マンツーマン(もしくは少人数)での一人ひとりのレベルに合わせたオーダーメイド指導。同じ1時間のレッスンでも、内容の濃密さがまるで違うのです。代表インストラクター・森田純一(もりた・じゅんいち)コーチにお話をお聞きしました。

 

「小指から水につける」背泳ぎは昭和スタイルだった!?

 

今の子供たちのお父さんお母さん世代は、背泳ぎは「小指から水に入れる」と教わりませんでしたか? おそらくほとんどの方がそうだと思いますが、実は今現在、それを実践しているプロの水泳選手はほぼいません。正解は普通に、手の甲をバシャッと水に入れるだけでOK。わざわざ小指から水につける必要はまったくないんです。

にも関わらず、進級制度が古いままのスイミング教室も多く、「背泳ぎのときは小指から水に入れる」という要らない技術を昇級テストの合格基準にしているところが実は結構あるんです。本来なら「無駄」なポイントが、昇級の基準になっている。無駄をどんどん積み重ねるような指導を実践しているスクールは少なくありません。

 

個別指導なら3歳の子でも初日からクロールが泳げることも

 

そもそも大手スポーツクラブの子ども向けスイミング教室は、等級が30級くらい小刻みに分かれていますよね。そのほうが昇級しやすいので親も子も達成感を得やすい。それはもちろん理解できるのですが、僕は外部の評価よりも自分の中の「泳げた!」という達成感を大事に味わってほしい。その実感を子ども自身に持ってもらうためには、少人数の指導ほうが絶対に有利だと思っています。

僕のレッスンは1対1のマンツーマンから、基本的に最大10人までの少人数制です。生徒は2歳から小学生までが中心。年少さんの子でももちろん個別指導で教えられますよ。バタ足ならすぐにできるようになるし、本人が水を怖がりさえしなければ3歳でも“クロールもどき”ぐらいならどんどん泳げるようになります。

whale_swimming03

 

答えは言わない、子ども自身に考えて行動してもらう

 

レッスンでは国内外の現役トップスイマーの泳法を「型」として分析し、子どもたちが応用できるよう、オリジナルのカリキュラムを組んで指導していきます。水に顔をつけられるようになったらクロールもガンガン教えていきますよ。小さい子に教えるときも、おもちゃを使っての水遊びのようなことは一切やりません。それよりは泳ぐ楽しみを教えたい。

レッスンで常に意識しているのは、コーチの僕が「最初から答えを言わない」こと。「どうやって泳げばいいと思う?」と聞いてみて、その答えが間違っていてもまずはやらせてみる。その結果、「うん、それでもいいかもね」となるときもあるし、結果的に正解かどうかは別として、自分で考えて行動できるようになってほしいと思っています。

あとは、「ここがまだできてないよね」といった改善点を伝えるときは、皆の前ではなく個別で伝えます。例えば3人のレッスンの場合なら、1人にそういったアドバイスを伝えているあいだは、他の2人には別の泳ぎをしていてもらう。待たせている時間がもったいないですから。そういった各自のレベルや苦手箇所に応じた個別指導を受けると、子どもたちのタイムや技術もほぼ100%、確実によくなっていきます。

whale_swimming01

 

水泳は他のスポーツにも応用が効く全身運動

 

水泳を習うことで得られるメリットはたくさんあります。まずは全身をバランスよく鍛えられること。それから体への負荷が少ないのでケガの心配がない。他のスポーツのように、膝や神経を傷めるようなリスクは低いです。それでいて肺活量や精神力も鍛えられるので、他のスポーツへの汎用性は高い。学校の体育での自信にも繋がるし、プロ野球選手でも「小さい頃にスイミングをやっていた」という人は結構多いですよ。

スポーツって目標を定めて、「じゃあどうすればそこまでいけるか?」と逆算しますよね。僕はその作業に一番向いているのが水泳だと思っています。スピード競技は明確に数字が出るので、去年の自分よりどれくらいよくなったか、他の人とどれくらい差があるか、じゃあどれくらい頑張らなきゃいけないのか、というのがはっきりわかる。その過程は受験勉強にも通じる気がしています。

whale_swimming02

 

実は子どものときは水泳が一番苦手なスポーツだった

 

実は僕自身、子どものときは水泳が全然できなかったんです。サッカーや体操といった他のスポーツなら大体できたのに、3歳から習い始めた水泳だけはなぜかうまくならなくて。体は大きいのにヘルパーをつけているのが恥ずかしくてしょうがなかったですね。でも姉が水泳が得意だった流れでコーチに目をかけられて、全然ダメなのに育成コースに放り込まれてしまい、必死に食らいついていったら上達していった、という感じでした。

子どもときは水泳以外にも習い事を色々させてもらいました。一番苦手だったのは習字。じーっと座っていられないんですよ(笑)。逆に役立っているのは、高校生まで続けたピアノ。脳が発達する時期にリズム感が鍛えられたことで、絶対音感が身につきました。リズム感って水泳でもすごく大事なんですよ。同じペースでリズムを刻める子は上達も早い。そんな風に、小さい頃からやってきたおかげで身に付くスキルってたくさんあるんだな、ということは僕自身もすごく実感しています。

 

プロは目指さなくていい、努力するかたちが身につけば

 

個別指導でコーチをやっていて嬉しいのは、子どもから相談される瞬間です。子どもって人に質問や相談をするのを恥ずかしがるじゃないですか? でも、その子が自分なりに泳ぎ方について色々考えながら「ああやったりこうやったりしたけど、できない」と僕に相談をしてくれると、「自分から人に相談できるようになった」というその子の変化と、「信頼してもらえた」という僕の喜びがダブルで重なる。そこが嬉しいですね。そうやって人間的に成長を重ねていけば、結果は自然についてきます。

大人数のレッスンだと、どうしても流れ作業になる部分があるので、子どもからコーチに質問や相談というのはなかなかしづらい。一人ひとりにじっくり向き合える個別指導だからこそ、子どもが「相談しやすいな」と思えるような雰囲気を僕自身が出すことはいつも心がけています。

僕は指導する生徒たちに、プロの競泳選手になってほしいとは思っていません。それはあくまでもプラスαの選択肢。水泳を通じて、努力するかたち、自分の力で人生をどうにかしようと頑張れる子になってほしいと思っています。

whale_swimming06

レッスン後に振り替えりをノートに書く

 
 
<取材・文/阿部花恵>

■お話しを聞いて……
小学4・5年生の男子3人の少人数レッスンを見学しました。「ここボーナスチャンスだよ!」と男子のやる気を引き出す声がけはさすが。気さくな雰囲気の“お兄さんコーチ”として慕われているのが伝わってきました。「3カ月前は1種しか泳げなかった」という子どもらが、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4種をスイスイ泳ぐ姿が衝撃でした! 時間単位の料金は高く感じますが、上達の速度や指導の濃密さをトータルで比較すると、個別指導のほうが断然コスパがいいかもしれません。

 
 

ホエールスイミング代表
森田 純一(もりた じゅんいち)

おすすめ記事

  • メルマガ登録

    週刊ノビルコマガジン(週1配信)

  • 記事内キーワード検索

    最近の投稿

    注目の投稿

    過去の投稿

    タグ

    ニュース イベント プログラミング 小学生 親子 夏休み 体験 自由研究 お絵描き・工作 英語・英会話 料理 ロボット 書籍 夏休み2019 職業体験 無料 ワークショップ 調査結果 自宅学習2020 サッカー 科学 インタビュー 自然体験 コンテスト スポーツ ものづくり コラム 運動 工作 実験