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インタビュー 2020.04.29

【インタビュー】幼児期からの英語教育で気にしなければいけない最も大切なのとは?

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー コラム ニュース 英語・英会話

子どもが英語を習得する上で、最も有効なメソッドとは?児童英語研究所の代表を務めながら、大学で最先端の言語学を学ぶ船津さんに聞いた。

 

英語のネイティブ・スピーカーではない親が、不完全な英語で子どもに話しかけることは英語習得の妨げにしかならない。

 


 

英語学習教材「パルキッズ」の開発に携わり、約30年に渡って英語教育に携わってきた船津洋さんは、新著『10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法』(かんき出版)の中でそう断言する。

 

幼児期の脳に英語の回路をつくる

 
――船津さんの最新の著書『10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法』では、子ども時代に英語を身につけるために有効なメソッドが紹介されています。鍵となるのは?

英語学習の鍵となるメソッドは2つ。ひとつめはリスニングによるインプットです。具体的には1日90分、英語の音声をBGMのようにかけ流すことで、脳に英語の回路をつくる。

幼児期から英語を学び始めるなら、とにかく「入力」が重要なんですね。これは言語学、脳科学ですでに裏付けられていますが、音声入力を繰り返すことによって脳にリズム回路をつくられる。

幼児期の言語獲得能力は素晴らしくて、どんな文化・言語圏の子どもでも、わずか2年ほどで母語を身につけられるようになります。子どもたちは文法指導を受けることなく、耳から入った言葉を、自然と話せるようになっていく。これは大人になると失われる、優れた言語獲得能力です。

だからこそ、非ネイティブの親が、ぎこちない“日本語英語”で話しかけることは、まったく意味がないんです。


 

なぜ幼児は直感的に単語の意味がわかるのか

 
――2つ目の方法は?

2つめはリーディング、つまり「読解力」です。耳から入った音の塊から、単語を発見すること。目からの理解といってもいいでしょう。

 
――単語を発見する、についてもう少し教えてください。

音を聞き取って、構成される単語を無意識のうちに知覚し、単語の並びから文の意味を理解するということです。もう少し簡単に言うと、ボキャブラリーや文法知識がなくても、直感的に意味が理解できるようになるということ。これをボトムアップ処理といいます。

 
――なるほど。単語の意味がわかない幼児が英語を話せるようになるのは、「ボトムアップ処理」で理解しているからなのですね。

そのとおりです。リスニングとリーディング、この2つのインプットの繰り返しによって、英語の回路が脳に定着していきます。幼児から7歳くらいまでの子どもであれば、1年もあればリスニングにおけるボトムアップ処理は余裕でできるようになります。

 

アウトプット重視は商業主義か?

 
――多くの子供向け英会話スクールでは英語で話す=アウトプットすることが重視されていますが。

僕自身も英語教室の講師になって最初の数年くらいは「アウトプットが大切だ」と思って実践しました。ただ、アウトプットを重視した教え方、週に1回教室に来てアウトプットさせるような方法だと、どうしても英語力の向上には繋がらなかった。逆に、インプットに重きを置いて教えたときのほうが成果が出たんです。

でもインプットだけだと、外から成果が見えないじゃないですか。子どもたちの保護者が「本当にちゃんとレッスンしてくれてますか?」と満足してくれなくて(苦笑)。そこは商業主義に立ったときの弱みになってしまう。

それでも本当に英語が身につく方法論を探し続けて、上智大学で言語学を学び直していくなかで「やっぱりインプットが重要だ」という結論にたどり着きました。そういった最新の知見も『10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法』に詰め込んでいますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

<取材・文/阿部花恵 撮影/川口宗道>

 
 

–後編では、なぜ幼少期から英語教育がいいのかを詳しくお伺いしました。

 

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10万組の親子が学んだ
子どもの英語「超効率」勉強法

船津洋
かんき出版 1500円(税別)
親が手間をかけなくてOK!
最小の努力で、英会話ができて成績も上がり、自律学習の習慣もつく、
体系的なメソッドをお伝えします。

 

お話をお聞きした人
船津 洋(ふなつ・ひろし)
1965年生まれ。株式会社児童英語研究所代表取締役所長。留学経験を経て、右脳教育の第一人者・七田眞氏に師事し、同氏が設立した児童英語研究所に入社。以来30年以上にわたり、幼児教室や通信教育などの教務を通じて子どもの英語教育と発達研究に携わる。2019年3月、上智大学外国語学部英語学科卒業(言語学専攻)。

 
 

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