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習い事ナビ 2017.07.20

【インタビュー】学校嫌いでも、習い事や学習塾など“いい居場所”が見つかれば才能はきっと花開く。子どもが伸びる習いごとの見極め方とは?

投稿者: ノビルコ スタッフ

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生まれ故郷の北海道では「大問題児だった」という少年時代。慶應義塾大学在籍中にポーカーの世界トーナメントで19位になり、2010年にはシリコンバレーで起業。15年には世界初となる人工知能型教材Qubena(キュビナ)を開発。

教育イノベーターである神野元基さんの経歴は、いわゆる優等生的なエリートとは少し違う。どんな幼少期を送り、どのような出会いを経て今の神野さんになったのか、前編に続いて話を聞いた。

 

学校は好きじゃなかった。でも塾の先生は好きだった

――幼少期、何か習い事はされていましたか?
 

書道と剣道をやっていました。書道は小学校1年生から3年生まで、剣道は小2から3年間続けて一回やめて、中学の部活で再開しました。中学以降は学習塾が好きでしたね。学校は全然好きになれなかったけど、塾は楽しかったんです。そこが結構、僕の原体験になっている。起業して民間教育に飛び込むときに、学習塾を選んだのもその影響かもしれません。

 
――学校よりも、学習塾のほうが楽しかった?
 

学校では大問題児だったんですよ。生まれたのは函館で、育ったのは網走なんですが、当時「夢は総理大臣だ」なんて本気で言ってましたから、小学校・中学校の友達や先生には僕の考え方を理解してくれたり、認めてくれる人がいなくて、つらくてつらくてとにかく網走を早く出たかった。

でも中学生になって入った塾の先生がすごく僕のことを認めてくれて。僕の夢を叶えるためにはどういう方向に進んだらいいか、僕の将来を真剣に考えてくれたんです。僕は数学だけが異常にできる、というか数学しかできない子だったので、先生のアドバイスで慶應義塾大学への進学も決めました。塾が楽しかった理由なんて、本当にただそれだけですよ。ちなみに、その彼は今うちの会社の数学の顧問です。

 

 

その習い事、どんな顔してやってる?

――習い事や塾が、子どもにとって“学校以上の大事な場所”になることは十分にあり得ますよね。子どもの習い事を選ぶ際に、親が意識すべき点はどんなところだと思いますか。
 

子どもがどういう顔をしながらその習い事の時間を過ごしているのか、保護者の方にはそれをつぶさに見て欲しい。全然楽しくなさそうだったり、言われたことを毎回ただこなしているだけだったり……としか見えないのなら、僕はもうその習い事をさっさとやめさせていいと思う。

本人がやりたがっていないことを無理やりやらせるのは、時間の無駄です。大人だって、報われない努力は誰もしませんよね? 子どもも同じ。その先に報われるものが確実にあるならいいんですけど、無理やりやらせたことが、本当の意味で身につくことなんてない。

僕はその子がやりたいと思うことであれば、基本的にその子に適性があるケースが多いと思っています。結局は本人が好きでハマっちゃうことに落ち着くはずだし、そのほうが才能が伸びる確率も高い。

 

 

イチローにはなれなくても、二軍選手にはなれたはず

――「好き」こそが才能につながる。
 

例えば、イチローってプロ野球選手の中でも異常なくらいの練習量じゃないですか。もし僕が幼い頃からイチローとまったく同じくらいの尋常ではない量の練習を続けていたら、天性の飛び抜けた野球のセンスがなかったとしても「野球で食っていく」ことは可能だと思うんです。プロの二軍選手にはなれただろうし、もしかしたら一軍にも行けたかもしれない。

つまりどういうことかというと、持って生まれた骨格や才能も重要だけれども、「努力を続けられること」自体が一番すごいことなんですよ。じゃあなんでそんなに努力できるのか? 好きだからですよね。自分が好きなこと、やりたいことには、人は努力できる。

もちろん一時期、嫌いになることもあるかもしれない。でもやっぱり好きなものって、自分のアイデンティティにしやすいんです。その積み重ねが人生になっていく。だからこそ親としては小さいうちからいろんなモノを見せ、体験させることで、子どもたちの「好き」を掘り起こしてほしいですね。子どもの「やりたい」という気持ちは絶対に止めないであげてください。

 
<取材・文/阿部花恵>
 
 

神野元基さんインタビュー

前編 「子どもにスマホを触らせないのは間違っていた?! 迫り来るAI時代に必要な生きる術とは?」

 

 

人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

神野元基
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お話をお聞きした人
神野元基(じんの・げんき)
慶應義塾大学中退。2010年よりシリコンバレーにて起業。帰国後、12年に学習塾COMPASSを設立。15年に世界初となる人工知能型教材Qubenaを開発し、AI先生が教える塾「Qubena Academy」を設立。「子どもたちが生きる未来を一緒に考え、人生を共に歩む」を理念とし、教育とITを融合させる教育イノベーターとして日々精力的に活動を続けている。

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