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インタビュー 2019.05.16

【インタビュー】令和になっても「そろばん」が引き続き注目されるその魅力とは?

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー コラム そろばん ニュース


 

そろばん教室=昭和の習いごと。そんなイメージを持つママやパパも多いのでは?日本独自の文化と誤解されがちな「そろばん」だが、実は海外では1990年代からそろばんを活用した暗算教室が急増。2年に1度開催される暗算世界大会では、欧米やアジア諸国のそろばん経験者が数多く出場している。

株式会社Digika代表・山内千佳さんは、3人の子育て中に「そろばん」の魅力に開眼。自らもそろばんを習い始め、2011年には珠算教室「かるトレ」開校。17年には開発したiPadアプリ教材「そろタッチ」が日本eラーニング大賞最優秀賞を受賞した山内さんに話を聞いた。

 


 

子供の計算力が上がった!

 
――山内さんの著書『5歳からはじめる 世界で羽ばたく計算力の伸ばし方』を読んで、昭和で止まったままだった“そろばん”観が一変しました。

 

「1円なり、2円なり…」のイメージですよね。私もそうでした。そもそも私自身もそろばんを習った経験がなかったし、親になって周囲のママ友などから「そろばんはいいよ」と言われても最初はあまりピンと来なかったんです。

 
――そこから変化したきっかけは?
 

3人の子どもがいるのですが、一番上の長女が小6のときに「100-25は?」と聞かれて筆算したんですよ。小6でそれがパッとわからないのは、ちょっともったいないなと感じてしまった。そのとき、以前に長女の友達のお母さんが「そろばんがいいよ」と話していたことを思い出したんです。

ちょうど同じ頃、私は長年勤めていた銀行を辞めて、eラーニング専門の会社に転職したんです。その時担当させていただいたクライアントの1社にそろばん塾がありましてそちらの社長様と雑談しているときに「そろばんを習い始めるのにちょうどいいのは4、5歳の時期ですよ」と言われて当時5歳だった長男にそろばんをやらせてみようかな始めたのがきっかけでした。

そしたら長男が見事にハマったんですね。短期間で暗算を習得して、保育園児だった長男は「先生は24歳なの?なら1985年生まれだね!」「バスが来る時刻は○分だからあと何分だね」とか自慢げに外で話すようなって(笑)。計算力がついたことで、日常会話の中で暗算を使うという応用力を自然に身につけるようになったんです。

 

 
――そんな子どもたちの姿を見て、ご自身もそろばんの魅力に憑かれてしまった?
 

はい。幼い頃はピアノを習っていたのですが、「そろばんやってる子って計算速くてかっこいいな」って憧れはあったんですよ。それでまったくの未経験の状態から、なんとかがんばって珠算教師資格コースを受講して、2010年に自宅でそろばん教室を開校しました。

 

世界も注目!右脳を鍛える「そろばん」式暗算

 
――娘さんが8歳のときには、トルコで開催された暗算オリンピックに出場したそうですね。
 

世界10カ国以上から参加者が集い、パソコンのソフトを使って暗算力と記憶力を競い合う国際大会だったのですが、そこで大きな衝撃を受けたんです。暗算部門でトップを占めた選手の多くがそろばんを弾くような手つきをしていたからです。世界最速の暗算法はそろばん式暗算で、世界中の人たちがそろばん式暗算を取り入れている。それも日本のように片手でそろばんをはじくのではなく、両手ではじいていた。当たり前ですが片手でやるよりも、両手を使ったほうがより速く計算できるんですね。

その大会を通じてそろばんは計算力や暗算力を強化するだけではなく、右脳をトレーニングする手段として広く受け入れられ、独自に進化を遂げていることを知りました。そろばんは珠を移動させることで視覚的かつ物理的に数を捉える教具ですから、イメージを司る右脳が鍛えられることがわかっています。

子どもたちに計算力を身につけることで自信を持ってほしい。そして身につけた暗算力を色々な場面で活用して、一生の財産にしてほしい。そろばん教育をもっと広い視野で捉えていきたい。そういった思いが「そろタッチ」のアプリ開発に繋がりました。

 
 
後編では日本eラーニング大賞の最優秀賞を受賞した「そろタッチ」について詳しくお聞きします!

 
 
<取材・文/阿部花恵 撮影/鈴木慶子>

 
 

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5歳からはじめる 世界で羽ばたく計算力の伸ばし方

山内千佳
クロスメディア・パブリッシング/発行
インプレス/発売
1380円(税別)

 

お話をお聞きした人
山内千佳(やまうち・ちか)
株式会社Digika代表取締役。東京女子大学理学部数理学科卒業後、日本興業銀行入行。1993年からCitibank東京支店にてデリバティブ商品のトレーディングと商品開発業務に従事。2009年、株式会社Digika設立。11年、珠算教室「かるトレ」開校、14年にママスタッフとともに開発した「そろタッチ」は国内特許を取得。2019年5月現在、国内外に約70教室、生徒数約2000名。国内外の教室や大学、イベントをまわりながら、これからの世界に必要とされる“暗算力や算数・数学的思考力”の育成・活用を日々探求している。

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