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インタビュー 2019.10.23

【インタビュー】わが子の人生に安心と自由を与えたいのなら、最優先すべきは「お金の教育」

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー ニュース 金融教育

わが子の将来のために、習いごとは家計が許す限りさせてあげたい。
もしもあなたが親としてそんなスタンスでいるのなら、「お金の教育」の必要性について一度立ち止まって考えてみてほしい。

「なぜならお金の教育は、子どもの未来に“安心”と“自由”の両方を与えることができるものだからです。極端な話、お金の教育さえすれば、あとの教育はいらない」。」

『7歳から投資マインドが身につく本 お金の教育がすべて。』の著者であるミアン・サミさんはきっぱりとそう言い切る。

なぜ小学生のうちからお金の教育が重要なのか? 

投資とビジネスを通じて10億円以上の個人資産を構築した実績を持ち、4人の男の子の父でもあるミアン・サミさんに話を聞いた。

 


 

 

お金は「安心」と「自由」を生み出すツールであり価値

 
――教育の専門家ではないサミさんが、お金の教育(ファイナンシャルリテラシー)についての本を書こうと思ったのはなぜでしょう。

日本人はお金に関する話を人前でしたがらないし、家庭でもお金の話をあまりしませんよね。お金の話をするなんてみっともない、ちょっと怖い…そういう先入観がまだまだある。

でも、本来ならばお金は安心と自由を生み出して、選択肢を広げてくれるツールですよね? 私はお金の本質について学ぶことこそが、これからを生きる子どもたちにとって最も大切なことであると思っています。

なぜならお金とは、人や社会の問題を解決した際にもらえる対価であり、価値だからです。わが子が人や社会の問題について考え、解決のための行動をして、ハッピーをつくれるような大人に成長したら嬉しいと思いませんか?

そのためのマインドを整えることが、僕が考える「お金の教育」です。最先端のツールや投資のノウハウを学ぶのは、マインドを整えた後でいい。それよりも、「お金の価値ってなんだろう?」「価値があるものとないものの違いは?」という前提となる考え方を、子どもたちにはまず知ってほしいんです。

 
――サミさんが考えるファイナンシャルリテラシーとは? 改めて教えてください。

ファイナンシャルリテラシー(お金の教育)とは、ただ株の売買の仕方や、それ以外の金融商品、不動産について学ぶことではなく、「本当の価値を見極める力」です。

子どもたちが本当の価値を見極めることができるようになれば、その事柄に自分の大切な時間やお金を投資すべきか、そうでないのかの判断が自分でできるようになります。

他の人が決めた「価格」と、自分で判断した本当の「価値」を常に比べる練習をしていく。それがお金の教育の本質です。

 
――日本の学校教育において「お金についてきちんと学ぶ授業」はありません。今の子どもたちはもちろん、親たちの世代もお金について学ぶ機会は与えられませんでした。

なぜ私が子どもに対するお金の教育についての本を執筆したのかというと、今が100年に一度の大きな転換期だからです。日本はもちろん、海外においても、これほどまでにファイナンシャルリテラシーの必要性が高まる時代は、かつてなかった。今、世界ではまさにお金のルールチェンジが起きているのです。

 


 

 

お金の仕組みを俯瞰的に捉える知識を

 
――お金のルールチェンジ?

たとえば、かつては銀行にお金を預けておけば自動的に殖えていたし、退職金をたくさんもらえる時代がありましたよね。そういう時代において、ファイナンシャルリテラシーは必要なかった。今の子どもたちの祖父母の世代がそうです。

ところが、今は銀行に預けて放っておいたら、マイナス金利でお金が減ることだってある。仕事だってこの先どんどんAIに奪われてしまうかもしれない。もっと身近なところで言うと、電子マネーが急速なスピードで普及して紙幣や小銭を使う機会が激減していませんか? さらに、ビットコインをはじめとする仮想通貨の台頭もある。貨幣システムは今後数年以内に大きく変わっていくでしょう。

 
――変化のスピードが速い時代です。

だからこそ、お金の仕組みや社会背景を正しく理解して、俯瞰的な目で見る視点を持つことが、幸せに生きる方法に繋がっていく。よく誤解されるのですが、お金について学ぶことと、“金の亡者”になろうとすることはまったくの別物です。

習いごとを週に5つも詰め込んだり、さまざまな知育教材を買ったりしても、従来の教育方法のままでは、子どもの将来に対して安心できるほどの成果は出せません。今、かけている教育費の20%、もしくは使っている時間の20%を「お金の教育」に使ってみる。そんな風に、割合を見直すことをおすすめします。

この先の時代に「安心」と「自由」を持って生きていくためには、ファイナンシャルリテラシーを上げる以外に有効な方法はないのですから。

 
–後編では、サミさんが4人の息子たちに実践している「お金の教育」について詳しくお聞きしています

 
 
<取材・文/阿部花恵 撮影/鈴木慶子>

 
 

お金の教育がすべて。
7歳から投資マインドが身につく本

ミアン・サミ
かんき出版 1,500円(税別)

 

お話をお聞きした人
ミアン・サミ
1980年、東京・品川で生まれる。両親はパキスタン人。国内のインターナショナルスクールで学んだ後、米国のデューク大学に入学。医療工学、電子工学を専攻、経済学を副専攻。在学中より資産運用を始め、卒業後は日興シティグループ証券に入社。その後、イギリス系のヘッジファンドに移籍。現在はブロックチェーンの後継技術として期待される「ヘデラ・ハッシュグラフ」を普及させる日韓法人の代表を務めている。ファイナンスリテラシーを向上させる「サミーのファイナンスジム」を主宰。

 
 

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