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インタビュー 2019.05.30

【インタビュー】これが最先端の暗算学習!そろばんの仕組みを応用したアプリ教材で子どもの自主性を育む

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー コラム そろばん ニュース

 

視覚的・物理的に計算できるようになる「イメージ暗算」で、一生モノの計算力が身につけられる。そろばんの仕組みをiPadで応用した新しい暗算学習法「そろタッチ」教室は、日本国内をはじめ、中国、香港、マレーシア、アメリカにも70教室を持つ人気スクールだ。

従来のような片手で珠をはじくそろばんではなく、両手を使って画面をタッチする最先端のタッチ式「そろばん」のすごさについて、前編に続き株式会社Digika代表の山内千佳さんに話を聞いた。

 


 

珠が透明になるそろばんがあればいいのに

 
――山内さんが開発したiPad教材「そろタッチ」について教えてください。

 

ゲーム感覚でそろばんを楽しみながら、暗算力が鍛えられて、子どもたちの自信にもつながるような教材をつくりたい。珠算式暗算の効果的な学習として、ITを活用した教材を、という思いから開発したのがiPad教材「そろタッチ」です。

もともとは私が運営する珠算教室で子どもへのそろばん指導を行うスタッフと、データ管理のお手伝いをしてくれるスタッフを募集したんです。そうしたら2人の子育て中のママが来てくれて。彼女たちと「珠が透明になるそろばん教材があったらいいのに」と話していたら、そのうちの一人が元エンジニアだったので、「できました」って簡易的なものを作ってくれたんですよ。

それで教室の子どもたちにタッチ式そろばんを試してもらったら、すぐに扱うことができたので、そこから本格的にアプリ教材の開発に乗り出しました。

 

 

親が口と手を出すと子どもは伸びない

 
――そもそも今の子どもたちは「そろばん」の実物を見たこともないのでは?

 

ほとんどの子がないでしょうね。でもまったく問題ありません。「そろタッチ」は動画を見てやり方を真似して、だんだんとイメージをつかみながら学んでいく感じですから。

そろタッチ教室はアダプティブ・ラーニング、つまり自学自習の形式です。子どもたちそれぞれのレベルを適切に見極めて、アプリのレベルを調整することで、各自が自力で問題に向き合っていける。だから体験レッスンで来られる生徒さんにも、私が特別に教えるということはないんです。「わからなかったら手を上げて教えてね」と伝えますが、あとは子どもたちが自分で学んでいくのが基本です。

体験レッスンでは保護者の方が同席されるのですが、横で見ているお母さんはつい手を出してしまうんですね。「ここ押すんだよ」「こたえは1じゃなくて2だよ」とか。私も昔は子どもに同じことをしていたので言いづらいですが、それだとやっぱり子どもは伸びないんですね。どんな習いごとでも同じだと思いますが、子ども自身が自発的に考えて、取り組むほうが、能力が伸びるんです。

ママやパパが教えないほうが、子どもは伸びます。教えることで子どもの可能性を潰してしまうこともある、ということは何とか伝えていきたいですね。

 

 

音・映像・ゲーム性で楽しく学べる

 
――「そろタッチ」は教室に通学する「教室生」と、自宅で学べる「ネット生」の2種類のコースがありますね。この飯田橋ラボ校にはどんな子どもたちが通っているのでしょう?

 

今はおもに年長さんから小学4年生までが通っています。大体の子は年長さんから入って、2年前後で足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算で「暗算上級」になれたら退会、というコースの子が多いですね。

「自学自習の教室なら家でもいいのでは?」とよく聞かれますが、教室という場がある意義は大きいんですね。みんなが同じ空間で問題を解くことで集中力がつく、競争する、協力してゲームに挑戦する、褒められる、一緒に楽しめるなど、さまざまなやり取りを通じてコミュニケーション能力も向上します。

 
――iPadアプリならではの強みは?

 

音楽と映像がつけられるところ、ゲーム性をもたせられるところが大きいですね。掛け算なら各段で「この段は魚のイメージ」という風に音階や曲調を変えることができる。ちょっと不自然かな、と大人が思うような音階でも、「ここがいい!」と子どもたちは反応したりするので面白いですね。

20種類以上のゲームがあり、レベルに応じて楽しくゲームをしながら学んでいける仕組みをつくっています。また、アプリなので学習履歴がすぐわかるんですね。ステージに合格するごとにマップが動いたり、バッジをもらえたりといった仕掛けもあります。目標を見える化してモチベーションが上げ、自主性を高めるために選択肢を与え、努力の成果はしっかり評価する。

平成が終わった今、子どもたちの学び方も昔とはもうまったく違っています。時代の変化するスピードはどんんどん速くなる一方ですし、教具のあり方、教育のあり方も変わっていく。「そろタッチ」が新しい時代の学びとして広まっていけば嬉しいですね。

 
 
<取材・文/阿部花恵 撮影/鈴木慶子>

 
 

山内千佳さんインタビュー<前編>

 
 

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5歳からはじめる 世界で羽ばたく計算力の伸ばし方

山内千佳
クロスメディア・パブリッシング/発行
インプレス/発売
1380円(税別)

 

お話をお聞きした人
山内千佳(やまうち・ちか)
株式会社Digika代表取締役。東京女子大学理学部数理学科卒業後、日本興業銀行入行。1993年からCitibank東京支店にてデリバティブ商品のトレーディングと商品開発業務に従事。2009年、株式会社Digika設立。11年、珠算教室「かるトレ」開校、14年にママスタッフとともに開発した「そろタッチ」は国内特許を取得。2019年5月現在、国内外に約70教室、生徒数約2000名。国内外の教室や大学、イベントをまわりながら、これからの世界に必要とされる“暗算力や算数・数学的思考力”の育成・活用を日々探求している。

 
 

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