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インタビュー 2019.09.12

【インタビュー】いよいよラグビーW杯が日本で開幕! 3大会連続出場を果たしたレジェンド・大野均選手が子どもたちに伝えたいラグビーの魅力

投稿者: ノビルコ編集部

ニュース ラグビー 東京

いよいよ来週9月20日(金)に開催が迫ったラグビーワールドカップ2019日本大会。全国12の開催都市で、トップクラスの選手たちが競い合うさまを観戦できる絶好のチャンスだ。

野球やサッカーと比べるとまだまだマイナー競技とされるラグビー。だが、一度体験するとその魅力の虜になる子どもも少なくない。

日本でのワールドカップ開催に合わせて、最近では子ども向けのラグビー教本も急増。『子どもたちに伝えたい技術と心がまえ はじめてのラグビー』(世界文化社)で監修を務めた大野均選手にスポーツとしての魅力について聞いた。

 


 

 

遅すぎるスタートでも日本代表に

 
――大野さんがラグビーを始めたきっかけは?

僕の場合はかなりスタートが遅いほうで、ラグビーを始めたのは大学からなんです。小中高はずっと野球をやっていましたし、日本大学工学部に入ってからも野球を続けるつもりだったんですね。

ただ、この体格(192cm・105kg)なので、入学した直後はいろんな部の先輩たちから勧誘されてしまって。大体は断っていたのですが、ラグビー部の先輩だけが諦めずに熱心に誘ってくれた。「じゃあ練習を1回見に行くだけなら」と見学に行ったら、部の雰囲気がすごくよかったんです。

みんな仲がいいし、真剣なんだけれども、すごく楽しそうだった。自分のように体が大きい人間だけでなく、線は細いけど足が速い人、体が小さくてもパスが上手い人など、いろんなプレイヤーが、グラウンドで活躍していた。「この人たちの仲間に入りたい」と素直に思いました。

それで翌日も、そのまた翌日も、と見学を続けているうちに、いつの間にか入部していました。そのときの初心者は僕ともう一人だけ。あとの同級生はみんな経験者というところからのスタートでした。

 
――野球とラグビーでは、ボールの大きさや形、試合のルールなど何から何まで違っていたのでは?

そうですね。僕も「前にボールを投げたり落としたりしてはいけないらしい」ということだけはかろうじて知っていましたが、それ以外のルールはまったくわからない状態でした。

でも実際に体を動かしてみたら、その面白さはすぐに体感できたんです。たとえば、ラグビーには相手に体をぶつけて倒すタックルというプレーがあります。要するに、「ボールを持っている人にぶつかってOK」ということなんですが、日常生活でこれをやったら警察に捕まりますよね(笑)。

でもラグビーのグラウンドでは、それがいいプレーとして周りに認められる。そのあたりの非日常的なところがすごく面白かった。

 

野球で活かしきれなかった才能が開花した

 
――ラグビーはチーム競技です。ポジションによって適性もずいぶん違ってくるそうですね。

そうですね。素早さが求められる「スクラムハーフ」は小柄な選手が多いですし、スクラムを固定する「ロック」はがっしりした体格とパワーがある選手が多い。

小柄な選手には、小さいなりの強みがある。僕も試合では自分と同じように大柄な相手よりも、小さい選手のほうが嫌なんですよ。どう動きが変化するのかが読めないから。大柄な選手はとにかくドンッと正面から来るので、逆にそっちのほうが対応しやすかったりもする。

 
――どんなタイプの子でも、必ず適した役割がある。それもまたラグビーの魅力ですね。

入部してすぐの頃は一通りのポジションを経験させられたのですが、どのポジションにもそれぞれに違う面白さがありました。ポジションによって、試合中に見える風景がまったく違ってくる。それもラグビーの大きな魅力だと思っています。

僕は初心者だから最初のうちはパスもキックも下手でしたけれども、走り回ることと、体をぶつけることでチームの勝利に貢献できる場面もあって。自分がチームの一員として役に立てたんだ、と思えたことがさらなるやる気に繋がっていきました。自分がやっていて楽しいと思うポジションが一番伸びるポジションだと思います。

中高の野球部時代は、ずっと補欠だったんですよ。野球は大好きで、周りよりも一生懸命に練習してきた自信はありますが、いかんせん下手くそだった。試合に出られないから、チームに貢献しているという実感もずっと持てないままでした。

 

 
――それは意外です。大野さんの場合、野球では活かしきれなかった適性や体格のよさが、ラグビーではフルに発揮できたんですね。

野球だと守備でエラーをした場合、ミスを取り戻すためにはまた自分のところに打球が飛んでくるのを待つしかないですよね。でも、ラグビーはタックルを一個外されたなら、またすぐに頑張って走っていけば、次のタックルの機会が生まれる。自分の気持ち次第で、ミスを取り戻せる機会がすぐに巡ってくるんですね。そのことがチームへの貢献にもつながっていく。そんなところにもスポーツとしての魅力をすごく感じました。

ただ、野球を続けていたおかげで、背筋が鍛えられたがラグビーでおおいに役立ちました。タックルや人に当たるときの姿勢では、背筋の強さがすごく大事ですから。

 
――9月からはいよいよラグビーワールドカップ2019日本大会が開催されます。大野さんも2007年から3大会連続W杯出場を経験していますが、W杯が子どもたちに与える影響も大きいかもしれませんね。

ラグビーって面白そう、やってみたいと少しでも感じたら、ぜひ近くのラグビー教室を探して体験レッスンをしてみてください。芝生で転がりながら、ラグビーボールで遊ぶ。それだけでも十分に子どもは楽しめるはずですから。

 
 
<取材・文/阿部花恵 撮影/鈴木慶子>

 

次回は習い事としてのラグビーとその視点でのW杯の見所についてお伺いしましたのでお楽しみに!
 

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子どもたちに伝えたい技術と心がまえ はじめてのラグビー

監修:大野均
協力:ブレイブルーパス普通ジュニアラグビークラブ
世界文化社 1,500円(税別)

 

お話をお聞きした人
大野 均
(おおの・ひとし)
1978年生まれ。高校までは野球部に所属し、ラグビーを始めたのは日本大学工学部進学後。恵まれた体格に圧倒的なスピードを兼ね備え、大学卒業後は東芝に入団。日本代表には2004年に初選出され、07年から3大会連続でワールドカップに出場。代表通算98キャップ(19年4月時点)は歴代最多。今なお国内トップレベルのパフォーマンスを続ける“ラグビー界のレジェンド”。

 
 

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