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習い事ナビ 2017.12.14

「天才プログラマー」認定された女性研究者が、子ども時代にやっていた習い事は?

投稿者: ノビルコ スタッフ

AI インタビュー コラム ニュース

 

IPA(情報処理推進機構)の「天才プログラマー」に認定され、「独創性を拓く先端技術大賞」学生部門では文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞。

現在は明治大学専任講師として研究を続けながら、同業の夫とともに3兄妹の子育てに奮闘している五十嵐悠紀氏。今年上梓した初の単著『AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55』も注目されている五十嵐さんに、女性研究者のロールモデルとなるまでの道のり、家庭でのデジタル教育のスタンスなどについて聞いた。

 

ピアノ、そろばん、習字、英語。最も続いた習い事は?

――幼少期、何か習い事はされていましたか?

 

習い事は、幼稚園のときにヤマハ音楽教室の幼児科に通い始めたのが最初です。それは1年で辞めてしまい、その後、個人レッスンの先生にピアノを習うようになって。その他にも習字、そろばん、スイミング、英語教室、絵画教室とか……色々やってましたね。

中学受験のタイミングでどれも少しずつやめていっちゃったんですけど、ピアノだけは大学2年まで続けていましたね。中学受験のときも大学受験のときもお休みをとらずに。ただ、音大を目指していましたというわけじゃなくて、趣味として単純に楽しかったんですよ。勉強にちょっと疲れたな、というときはピアノを弾いてよく気分転換していました。

週2で通っていたそろばんも楽しかったですね。「よーい、はじめ!」みたいな大会の緊張感が好きだったし、県大会とかで優勝するとトロフィーをもらえるんですよ。そういう達成感もあってすごく楽しかった。

当時は友達はみんな「ワンタッチそろばん」だったんですが、うちの親は買ってくれなかったので私だけ普通のそろばんでガッと弾いてましたね(笑)。でも指先を使うこと、数字を早くきれいに書くこと、計算力が身についたので、今の仕事にもつながっているかもしれません。

 

 

習い事への考え方は夫婦で正反対です

――お子さんたちも現在、何か習い事をしていますか?

 

小学3年生の長男が小学校に入るかどうかという頃に、そろばんとピアノをちょっと教えてみたんですよ。そしたら、「そろばんは楽しいけど、習いに行くほどじゃない」って本人が言いました。「でもピアノはやってみたい」と言い出したので、ピアノだけ習っています。下の2人はまだ何もしていません。

私自身はいろんなことを親に習わせてもらったおかげで、何か新しいことを始めるときの心理的なハードルが低い気がしています。未体験のことでも「大変そう」「どうやって始めたらいいのかな」とマイナスに考える前に、わりと気楽に挑戦できちゃうというか。

ただ、夫は一切、習い事をしてこなかった人なんですよ。塾も行ってない。だから子どもの習い事全般に全然乗り気じゃないし、私が「そろばんは計算力つくからいいと思うんだ」と言っても、夫は「レゴブロックや折り紙でいいんじゃない?」「まだ外遊びをいっぱいする時期だよ」って。(笑)。

 

――習い事へのスタンスが夫婦で真逆なんですね。

 

うちは夫婦が同業で同じくコンピュータグラフィックスの研究者なんですけど、夫は基本的に子どものデジタル教育も反対派なんです。

小さいうちは外で遊んで、目で見て触れて試行錯誤しながら、学習の土台になる力を身につけていけばいい、というのが彼のスタンスで。でもね、そうはいっても帰宅してご飯作っているあいだにずっと子どもが「おかーさん、おかーさん」とまとわりついてきたらご飯なんて作れないじゃないですか(笑)。じゃあずっと料理中はYouTubeを見せておく、というのも後ろめたいですよね。

 

 

そういう切実な母親としての悩みがあった上で、「でもどうせなら前向きに、子どものメリットになるような使い方を覚えていこう」と考えたことが『AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55』につながりました。夫婦でもいろいろ話し合って、子どもたちとも「ママが一緒にいるときなら使ってもいいよ」「でも、パパが帰ってきたら片付けよう」とわが家なりのルールを決めて今は使っています。

それはもちろん「パパに隠れてならOK」という意味ではなくて、「食事中はテレビを消す」っていうのと同じ感覚ですね。子どもたちも面白いプログラミングができたらお父さんに見せたりしていますし。ダラダラといじるんじゃなくて、時間や区切りを決めて遊べるように管理しています。

そもそも子どもたち自身は、デジタルとアナログの境目があまりないんですよ。アプリで遊ぶことと、レゴで遊ぶことが同一線上にある。ですから親自身もあまり「デジタル教育しなきゃ!」と気負わずに、自然な選択肢のひとつとして一緒に楽しんで遊べばいいのではないでしょうか。

 

<取材・文/阿部花恵>

 

五十嵐悠紀さん インタビュー

前編 「アプリ」も遊びの選択肢のひとつ。子どもとスマホの賢いつき合い方

 

AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55

五十嵐 悠紀
河出書房新社 1,300円(税別)

保護者が意識を変え、きちんとした視点からアプリを選べば「スマホによる子守」は「デジタルデバイスを用いた教育」になる――。2男1女の親でありIT研究者としての視点をもとに、工学博士ママが提案するこれからの時代に求められる家庭教育。

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お話をお聞きした人
五十嵐悠紀(いがらし・ゆき)
1982年生まれ。お茶の水女子大学理学部情報科学科卒業、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修士課程修了、東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。現在は明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科専任講師。専門はコンピュータグラフィックスおよびユーザインタフェース。2男1女の母。

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