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習い事ナビ 2017.04.20

「ぐんぐん伸びる子」を育てる親の共通点とは?

投稿者: ノビルコ編集部

インタビュー コラム ニュース


 

サッカー選手としてスペインやイタリアでプレーした後、26歳で引退。その後は「現役中もずっと消せなかったコンプレックス」に立ち向かうため、心理学やメンタルトレーニングを学び、メンタルトレーナーとして独立した森川陽太郎さん。

妻であるプロゴルファーの横峯さくらさんをはじめ、公私共に数多くのトップアスリートのメンタルを支えてきた森川さんから見た、「一流を目指せる人」の条件とは?vol.2に続き、子どものメンタルを強くするために親は何ができるのかについて話を聞いた。

 

親からもらったポジティブな言葉は、一生モノの自信になる

――ご自身もサッカー選手としての海外経験を持ち、現在は数多くのアスリートのメンタルサポートをされている森川さんですが、一流のアスリートを育ててきた「親の行動」に何か共通点はありますか?
 

皆さんの話を聞いていると、子どもの頃に何か新しいことを始めようとしたときに「あなたに多分これは向いていない」「親の私が無理だったんだから、それは無理だよ」といった否定的な言葉を親から一度も言われたことがない、という人は多い気がします。むしろ僕の知る範囲では、「あなたなら絶対できる!」と親に力強く応援してもらえたことがパワーになって、才能を開花させることができたというアスリートがほとんどですね。

「あなたなら大丈夫」「あなたはできる」と親に言われた経験が、ずっと心の支えになっていた気がします。そういう意味では、やっぱり親が子に与える言葉の影響はすごく大きい。だから子どもが新しい習いごとや何かを始めたら、とにかく「あなたなら絶対にできるよ!」と多少無責任なくらいでいいので、ポジティブな声がけをしてあげてください。

そんな風に親から肯定してもらうことで、幼少期にしか形成されない自信の土台ができてくる。そういう子は成長してからも強い。大人になってから何か新しいことにチャレンジするときにも、その自信が必ずプラスに働いてくれますから。

 

小学校5年生に「夢の育て方」をお話した後、夢シートを記入している様子。(後藤史トレーナー)

 

きょうだい同士の「戦い」は止めてはいけない

――森川さんが代表を務める株式会社リコレクトでは、子どものメンタルサポートも引き受けているそうですね。
 

そうです。お子さんとご両親の3人でいらっしゃるご家庭も多いですよ。親子でいらっしゃる場合に難しいなと感じているのが、トレーナーがお子さんに質問をしているのに、親が代わりに答えてしまうケースが少なくないこと。子どもが言葉を探しているあいだに、「この子はこういうタイプで、今こういう状況なんですよ」と親が全部説明してしまう。

そういうことが積み重なってしまうと、子どもは自分の感情に向き合う機会が奪われてしまいます。親としては子どものためを思い、よかれという気持ちからそうしているのでしょうが、そういうことが繰り返されると自分に自信が持てない子になってしまう。

ただ、親として、子どもに対してある程度の強制力はあってもいいと思います。習いごとだって、経験値のない子どもには、世の中にどんな習いごとの選択肢があるかわかりませんよね。そのあたりは大人の目線で見つけて、導いてあげる。もちろん、そこから先は本人の好き嫌いや合う合わないがあるでしょうが、ある程度の強制力をもって機会を与えてあげるのはいいことだと僕は思います。

 



 

――きょうだいで同じ習いごとやスポーツを続けていくうちに、上の子と下の子がライバル関係になるケースもあります。親としてはどのようなスタンスで接すればよいのでしょうか?
 

まずは、比較しないこと。下の子に対して「お兄ちゃんはできるのに、あんたはなんでできないの」といった比べるやり方はやめましょう。逆に上の子に「兄や姉だから、下の子より優れていて当然」というスタンスで接してしまうと、それがプレッシャーになることもあります。上の子と下の子、それぞれを別の人間として尊重してあげてください。

ただし、きょうだい同士で戦うこと自体は無理にやめさせなくていい。競争って成長していく過程ですごく大事なことですから、ライバル意識、対抗意識があるにも関わらず、「戦うことはいけない」と舞台から無理やりおろしてしまうのは本人たちのためにはよくありません。

もちろん、競争心をむき出しにした結果、一時的にきょうだいの仲が悪くなることもあるでしょう。でも仲良くあり続けることが、きょうだいのゴールではありません。長い人生の中では、張り合うときもあれば、理解し合えるときもある。そう考えておおらかに見守ってあげてください。

 

 

どんな子も必ず「本番に強い子」に生まれ変わることができる

 
――メンタルサポートは何歳くらいから有効なのでしょう?
 

最年少だと5歳の子もいましたね。5歳だとさすがに言葉だけで理解してもらうのは難しいので、ゲームなどを通じて「緊張は悪いことじゃないよ」というのを体感してもらい、本人の本番へのイメージをいい方向に変えていきます。ただ、普段の生活の中で近くにいるのはやはりお父さん、お母さんですから、「こういう声かけを意識的にお願いします」と伝えて、家庭でもサポートしてもらいます。

大人よりも子どもの方が、成果が出るのは早いんですよ。「できた!」という成功体験をいっぱい積み上げることで、変わる子は1週間でパシッと変わります。声がけを繰り返し、トレーニングを積んでいけば、どんな子でも必ず「本番に強い子」になれるはずです。

 
<取材・文/阿部花恵>
 
 
■森川陽太郎さんへのインタビュー
vol.1「子どもへの「緊張しないで」「いつも通りで」の声がけは実は逆効果だった!「本番に強い子」の秘密とは・・・」
vol.2「「本番でも実力を出せる」子を育てるために親は何ができる?」

 
 

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本番に強い子を育てる
メンタルトレーナー
森川 陽太郎(もりかわ ようたろう)
株式会社リコレクトの代表取締役。スペインやイタリアでプレーした元サッカー選手。引退後、株式会社リコレクトを設立。プロサッカー選手であった経験も活かし、「OKラインメンタルトレーニング」というトレーニング方法で、目標を持つ人の為のメンタルサポートサービスを展開。アスリートや子ども、ビジネスマン等のメンタルトレーニングを行っている。

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